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北海道

今回は北海道からスタートすることにした。

フェリーが直通している京都と北海道は(時間をかければ)隣り合わせみたいなものだ。人間だけ運ぶなら8000円ぐらいか。
船の中はどうあがいても暇で、21時間を寝たり読書したり女子大生のグループを見て過ごした。

僕は中2ぐらいから放浪癖があったので「わ~これから楽しみ(心配)だな><」なんて感情はとうに過ぎ、「今回は3万でいく・・!」みたいな謎の節制を心に決めていた。

あとは3年前のリベンジか。

10月末に北海道に上陸して1日で逃げ帰った張り倒したい過去があるので、今度こそまともなツーリングをしようと思った。
とはいっても、僕はライダーと名乗れるほどバイクにかける情熱はないし、あくまで移動手段としか見ていないオフロードバイクはどう考えてもツーリングに適していない。

「どうしてライダーは北海道に行くのか」
そんなことを考えながら小樽港を出発した。

道中(道中)で知ったのがライダーの作法だ。
対向車線ですれ違う前に手を振るのがしきたりらしい。

一般人から見るとただの手放しアホに見える作法も、ライダー間では徹底されており実に9割の人間が手を振る。
ちなみに僕はスナイパーガンマ初期の決めポーズを使用した。

出会ったバイクはやはりビッグネイキッドやツアラーが多く、僕と似たタイプは一人しか見なかった。
ゴミ袋にリュックを入れて荷台にくくりつけていた僕は間違いなくライダーの中で最軽装だった。
道の駅で「何でヘルメットが2個あるの?」と聞かれた。
「いやあ、ほら、飽きたらかぶるんスよ・・へへ・・」と意味不明な回答をした。

北海道はやはり広大で、道が長くて信号もない。
自然も優美に見えるのだろうがいかんせん天候に恵まれず、寒さに震える半泣きの行程だった。(デジャブである)

旭川で一旦休憩し、しまむらとユニクロのダブル休業という攻撃を受け、夜9時ごろに旭川からさらに北に向かった。

闇夜のバイパスで適当に考え事をしているとガソリンが尽きた。スタンドも見当たらない。深夜2時だ。
リザーブにまだ残っていたので走行は再開できたが、次に切れると待っているのは暗闇である。

久々に焦った。いやでも焦っても仕方ないからすすんだ。
多分250kmぐらいが走行距離の限界だったのだが運良く245km地点で補給ができた。
稚内にはマクドナルドがある(都会ですねえ!とブログで褒められていた)らしいので、そこで二時間ほど時間をつぶし朝日を・・拝めなかった。

僕のツーリングに旭日はない。
今回、10日間の中で晴れた日は3日ほどだった。(快晴はなかった)

IMG_9789.jpg
宗谷岬は人間が陸路で行ける日本の最北端に位置する。

何故、ライダーどもは最北端を目指すのか。
人それぞれの解釈があるが、ツーリングにおいては走るという行為が大前提なわけで、それに対して一番簡単にカタルシスを得ようとするならば『○○に到達する』という目的地を設定することだろう。

最北端ということはそれより北にはない。後は引き返すのみである。
この先がない!という感情は確かにあった。同時に復路に対する嫌悪感もこみあげてきた。

僕はただ走るだけのツーリングはナンセンスだと思っていたし、道の駅でするライダーとの小話なんかもどうでもよかった。
だけど「とりあえず北まで行った」という経験は、いつか思いだして楽しくなるのかもしれない。今はわからない。

「ここにうんちカードを使えばごぼう抜きに・・!」
寝ぼけた(寝てない)頭で札幌まで帰った。

帰りも7時間ぐらいかかった。往復で一日半を費やして宗谷岬の写真と変な感覚だけが残った。

2011/08/26 00:00 | 企画COMMENT(0)














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